119B062第119回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

48 歳の女性。下顎左側第一大臼歯の抜去後の補綴歯科治療を希望して来院した。 診察の結果、ブリッジ治療を行うこととした。支台歯形成後の口腔内写真(別冊 No. 20A)及び完成した補綴装置の写真(別冊No. 20B)を別に示す。 本ブリッジの口腔内試適時から装着までの操作はどれか。2 つ選べ。

119B062の問題画像
2つ選択
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正解: a・e

正答

a、e

この問題のポイント

このブリッジでは、口腔内試適時に 咬合接触関係を検査・調整し、接着前に補綴装置被着面へ アルミナサンドブラスト処理を行います。

解説

補綴装置の試適では、支台歯への適合、辺縁、咬合、審美性を確認します。硬質材料の被着面は、材料に適した前処理によって粗造化・清浄化し、接着性レジンセメントとの機械的・化学的接着を高めます。金属やジルコニアではアルミナサンドブラストが用いられます。

シラン処理は主にシリカを含むガラス系セラミックスの表面処理に有効です。材料ごとに、サンドブラスト、フッ化水素酸処理、シラン、機能性モノマーを使い分けます。

画像の確認

実画像Aでは下顎左側第一大臼歯欠損の両隣在歯が支台形成され、Bは金属フレームを主体とする三ユニットブリッジである。試適時に咬合接触を検査・調整し、装着前には金属製被着面をアルミナサンドブラスト処理して接着性を高める。

選択肢の確認

a.咬合接触関係の検査と調整
正しい。
試適時には咬合接触の強さと位置を確認し、過高部を調整して機能時の過負荷を防ぎます。

b.支台歯被着面のシラン処理
誤り。
支台歯被着面にシラン処理を行うのではありません。シランは主にシリカを含む修復材料表面へ用います。

c.隣接歯との接触関係の検査と調整
誤り。
隣接接触関係は通常確認しますが、提示されたブリッジの形態と設問の正答操作として選ばれていません。

d.グラスアイオノマーセメントによる装着
誤り。
グラスアイオノマーセメントによる装着ではなく、材料に応じた接着性レジンセメントを選択します。

e.補綴装置被着面のアルミナサンドブラスト処理
正しい。
補綴装置被着面のアルミナサンドブラスト処理は表面を清浄・粗造化し、接着性を高めます。

覚えるポイント

  • 試適では適合・辺縁・咬合を確認します。
  • 金属・ジルコニア被着面にはサンドブラストを用います。
  • シランは主にガラス系セラミックスに有効です。

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