119D011|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
リボソームRNA が合成されるのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a または e
正答
a又はe
この問題のポイント
核ゲノムに由来する主要なリボソームRNAは核小体で合成・加工されます。一方、ミトコンドリアのリボソームRNAはミトコンドリア内で合成されるため、本問ではa又はeが受け付けられます。
解説
真核細胞の核小体では、リボソームDNAから前駆体rRNAが転写され、加工されてリボソーム大・小サブユニットの形成が進みます。一般的な細胞生物学の設問で「rRNAが合成される場所」を問われた場合、まず核小体を選びます。
ただし、ミトコンドリアは独自のDNA、RNA転写系、リボソームを持ち、ミトコンドリアrRNAを内部で合成します。そのため、設問の表現を広く解釈するとミトコンドリアも成立します。
ひっかけポイント
「細胞質リボソームのrRNA」と「ミトコンドリアリボソームのrRNA」を区別します。
選択肢の確認
a.核小体
正答として受け付けられます。
核小体では主要なrRNAの転写・加工とリボソームサブユニットの組立てが行われるため、正答として受け付けられます。
b.小胞体
誤り。
粗面小胞体表面にはリボソームが付着しますが、小胞体そのものが主要なrRNA合成の場ではありません。
c.ゴルジ装置
誤り。
ゴルジ装置はタンパク質や脂質の修飾・選別・輸送を担い、rRNA合成の主要部位ではありません。
d.リソソーム
誤り。
リソソームは加水分解酵素による細胞内消化を担い、rRNAを合成しません。
e.ミトコンドリア
正答として受け付けられます。
ミトコンドリアは独自の遺伝情報と転写系を持ち、ミトコンドリアrRNAを内部で合成するため、正答として受け付けられます。
覚えるポイント
- 主要な核由来rRNAの合成・加工は核小体で行われます。
- ミトコンドリアは独自のrRNAを合成します。
- 小胞体はリボソームが付着する場所であり、rRNA合成部位とは区別します。