119D059|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
診断用ワックスアップから得られる情報はどれか。3 つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: a・d・e
正答
a、d、e
この問題のポイント
診断用ワックスアップでは、最終歯冠形態を模型上で具体化することで、歯質削除量、補綴前処置の必要性、ポンティック基底面形態を検討できます。
解説
診断用ワックスアップは、治療後に目指す歯列・歯冠形態を模型上に再現する手段です。現状との比較により、必要な歯質削除量、補綴スペース、歯冠長、歯軸、咬合接触、欠損部のポンティック形態を検討できます。
また、矯正、歯周外科、歯冠長延長、支台築造などの補綴前処置が必要かを可視化できます。プロビジョナルレストレーションやサージカルガイドの製作にも応用されます。
患者へ治療後の形態を説明するコミュニケーション手段としても有用です。
選択肢の確認
a.歯質削除量
正しい。
治療後の歯冠外形と現状を比較することで、支台歯に必要な歯質削除量を検討できます。
b.側方顆路角
誤り。
側方顆路角は顎運動記録や咬合器調節によって得る情報で、診断用ワックスアップ単独では決定できません。
c.クレンチングの状態
誤り。
クレンチングの有無や程度は問診、咬耗、筋触診、行動評価などで判断し、ワックスアップから直接得る情報ではありません。
d.補綴前処置の必要性
正しい。
歯冠長、歯軸、スペースなどを可視化し、矯正・歯周外科などの補綴前処置の必要性を判断できます。
e.ポンティック基底面形態
正しい。
欠損顎堤と清掃性・審美性を考慮し、ポンティック基底面形態を検討できます。
覚えるポイント
- 診断用ワックスアップは治療目標を三次元的に可視化します。
- 歯質削除量と補綴前処置を検討できます。
- ポンティック形態やプロビジョナル製作にも役立ちます。