32AM066第32回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

プラークリテンションファクターはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: a・b

正答

a:歯石b:口呼吸

この問題のポイント

プラークリテンションファクターは、歯面へのプラーク付着・停滞や清掃困難を助長する局所因子をいう。粗造な歯石と、乾燥して自浄作用を低下させる口呼吸が該当する。

解説

歯石そのものは石灰化したプラークで、表面が粗く多孔性なため新たなプラークの保持場所となる。口呼吸では前歯部歯面や歯肉が乾燥し、唾液による洗浄・抗菌・緩衝作用が十分に働かず、プラークが停滞しやすくなる。ほかに不適合修復物、歯列不正、う蝕窩なども保持因子となる。一方、咬合性外傷とブラキシズムは歯周組織へ過大な機械力を加える因子で、細菌性プラークを物理的に保持する構造とは分ける。

選択肢の確認

  • a 歯石:粗造な表面へ細菌性バイオフィルムが付着しやすく、歯肉縁付近で清掃を妨げる代表的なプラーク保持因子である。
  • b 口呼吸:気流で口腔内が乾燥し、唾液の自浄作用が低下するため、とくに前歯部でプラーク停滞と歯肉炎を促す。
  • c 咬合性外傷:過大な咬合力で歯根膜腔拡大や動揺を生じる力学的障害であり、プラークが付着する足場を作る因子ではない。
  • d ブラキシズム:睡眠時などの歯ぎしり・食いしばりで咬合負担を増す習癖だが、細菌性バイオフィルムの保持機序を持たない。

覚えるポイント

保持因子は「プラークが残る場所・環境」を作るもの。歯石、不適合修復物、乾燥は該当し、外傷性咬合やブラキシズムは力のリスク因子として別に整理する。

32AM06532AM067
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