32AM067|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
う蝕活動性試験の写真(別冊午前No.25) を別に示す。 この試験で評価しているのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る
正解: d
正答
d:レサズリン還元性菌の活性
この問題のポイント
写真は青色のレサズリン含有ディスクを腕へ貼付して加温し、青から赤紫色への変化を判定するRDテストである。唾液中細菌の還元活性を利用したう蝕活動性試験である。
解説
RDテストでは唾液をレサズリン含有ディスクへ付着させ、皮膚温などで一定時間反応させる。酸化型レサズリンの青色は、細菌の代謝によって還元されるとレゾルフィンの赤紫色へ変化し、さらに還元が進むと無色系へ向かう。色調変化が速く強いほど、レサズリン還元能をもつ細菌の代謝活性が高いと評価する。これは唾液の酸中和能力や、プラークを糖負荷した後のpH曲線を直接測る方法ではない。
選択肢の確認
- a 唾液の緩衝能:酸添加後のpHや試験紙の色で中和能力を調べる検査であり、青いレサズリンディスクの還元変色とは原理が異なる。
- b 歯垢のpH変化:糖摂取後のStephan曲線やテレメトリーなどで追う指標で、腕に貼ったディスクから連続的pHを測定してはいない。
- c 歯垢の酸産生能:Cariostatなどは採取したプラークを培地で培養し、産生酸による指示薬の色変化を判定する。
- d レサズリン還元性菌の活性:写真の青色試薬が赤紫色へ還元される反応を使い、唾液中細菌の代謝活性を短時間で示す。
覚えるポイント
RDテストはresazurin discの略で、青→赤紫の還元変色を見る。緩衝能は唾液の中和力、Cariostatはプラークの酸産生能であり原理を区別する。