32AM068|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
17歳の女子。定期歯科健康診査のため来院した。歯科医師の指示により、歯肉の検査を行うことになった。来院時の口腔内写真(別冊午前No.26) を別に示す。 PMA Index のA 部はどれか。1 つ選べ。

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正解: c
正答
c:③
この問題のポイント
PMA IndexのAはattached gingiva、すなわち付着歯肉である。写真③は歯肉辺縁から離れ、歯槽粘膜との境である歯肉歯槽粘膜境より歯冠側の付着歯肉を示す。
解説
PMA Indexは前歯部歯肉炎の広がりを、P=歯間乳頭、M=辺縁歯肉、A=付着歯肉の各単位で記録する指標である。炎症が乳頭だけならP、歯頸部に沿う遊離歯肉へ及べばM、さらに根尖側の付着歯肉へ広がればAとして数える。写真の④は三角形の歯間乳頭、①は歯頸部に沿う辺縁歯肉、③はその根尖側で可動性の歯槽粘膜に至る前の付着歯肉に置かれている。②は歯肉歯槽粘膜境を越えた歯槽粘膜側でPMAのAではない。
選択肢の確認
- a ①:歯冠周囲に帯状に走る遊離・辺縁歯肉の領域で、PMAではMとして評価する部位である。
- b ②:歯肉歯槽粘膜境より根尖側の可動性歯槽粘膜に位置し、角化した付着歯肉の範囲外である。
- c ③:辺縁歯肉の根尖側かつ歯槽粘膜の歯冠側にある角化歯肉で、Aの付着歯肉に一致する。
- d ④:隣接歯間を満たす三角形の歯間乳頭を示し、PMAではPに相当する。
覚えるポイント
PMAはP=papillary〈歯間乳頭〉、M=marginal〈辺縁〉、A=attached〈付着〉。付着歯肉は遊離歯肉溝から歯肉歯槽粘膜境までである。