32AM073|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
26歳の女性。定期歯科健康診査のため来院した。歯周組織検査時の写真(別冊午前No.28)と歯周組織検査結果の一部(別冊午前No.29)を別に示す。 この部位の付着歯肉幅はどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:4mm
この問題のポイント
付着歯肉幅は、歯肉辺縁から歯肉歯槽粘膜境までの角化歯肉幅から歯周ポケット深さを引いて求める。写真は角化歯肉幅6mm、表の該当PPDは2mmなので4mmである。
解説
付着歯肉は歯槽骨やセメント質へ結合して動きにくい歯肉で、遊離歯肉を含む角化歯肉全体とは異なる。写真ではプローブの目盛りが3mm間隔で、歯肉辺縁から色調・可動性が変わる歯肉歯槽粘膜境までが二目盛り、すなわち6mmと読める。この幅にはポケット底までの遊離歯肉2mmが含まれるため、6−2=4mmとなる。測定時は粘膜を動かすロール法やヨード染色で境界を確認する。
選択肢の確認
- a 3mm:プローブの一目盛りだけを角化歯肉幅と誤読した値で、写真では辺縁から境界まで二目盛りある。
- b 4mm:角化歯肉幅6mmから該当部位のPPD2mmを差し引いた値で、付着歯肉幅の算定式に一致する。
- c 5mm:角化歯肉幅を6mmと読んでも、PPDを1mmとした場合の値であり、表の2mmを反映していない。
- d 6mm:歯肉辺縁から歯肉歯槽粘膜境までの角化歯肉幅そのもので、遊離歯肉部分を除いていない。
覚えるポイント
付着歯肉幅=角化歯肉幅−PPD。写真ではまず歯肉歯槽粘膜境までを測り、次に同じ部位のポケット深さを表から対応させる。