32AM074|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯周治療の流れを図に示す。 ①へ移行する基準はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・c
正答
b:歯の動揺0.2mm以内、c:歯周ポケット4mm未満
この問題のポイント
図の①は治癒後に移行するサポーティブペリオドンタルセラピーの段階である。活動性病変が抑えられ、動揺が生理的範囲、ポケットが3mm以下であることが基準となる。
解説
歯周基本治療や必要な外科・機能回復治療後に再評価し、病状が安定していれば定期的なSPT・メインテナンスへ移る。歯の生理的動揺はおよそ0.2mm以内であり、歯周ポケット4mm未満、すなわち3mm以下は清掃しやすく活動性炎症が残りにくい状態を示す。BOPとPCRも重要だが、選択肢の20%、30%は良好な管理目標としては緩く、その値以下だけで安定と判定しない。再評価では全指標とリスク因子を総合する。
選択肢の確認
- a BOP率20%以下:出血部位が20%残る状態は炎症の管理目標として十分低いとはいえず、一般により厳しい値を目指す。
- b 歯の動揺0.2mm以内:健常歯にみられる生理的な水平動揺の範囲で、支持組織が安定した基準となる。
- c 歯周ポケット4mm未満:3mm以下の浅いポケットは患者のセルフケアと専門的管理が届きやすく、治癒判定に適する。
- d O’LearyのPCR30%以下:基本治療開始時の目安に用いられることはあるが、安定期へ移す清掃状態として30%は高く、さらに改善が必要である。
覚えるポイント
安定期移行の代表値は動揺0.2mm以内、PPD 3mm以下。BOPとPCRは低いほど望ましく、提示された割合が単に「○%以下」でも目標として十分かを吟味する。