35AM063第35回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

58歳の男性。歯肉の腫れと出血を主訴として来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療を実施後にSPTに移行し、3か月間隔で来院している。歯科医師から歯周基本検査とスケーリングを行うよう指示された。生活習慣病の治療のために定期的に内科を受診しているという。患者が持参した検査結果の一部を表に示す。事前に確認するのはどれか。2つ選べ。

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2つ選択
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正解: b・d

正答

b:脱力感の有無、d:食事からの経過時間

この問題のポイント

生活習慣病の検査値と治療歴から低血糖リスクを考え、歯科処置前に症状と食事・服薬のタイミングを確認します。

解説

糖尿病治療中の患者では、インスリンや血糖降下薬の作用に対して食事摂取が不足したり、食事から長時間経過したりすると低血糖を起こすことがあります。前駆症状には脱力感、冷汗、振戦、動悸、強い空腹感、集中困難などがあり、進行すると意識障害やけいれんに至ります。SPTでの歯周基本検査やスケーリングの前には、普段どおり食事と薬をとったか、最終食事時刻、低血糖症状の有無を確認します。血糖管理状況、合併症、主治医の指示も把握し、ブドウ糖を準備して体調変化を観察します。

選択肢の確認

  • a 基礎体温:排卵周期などの評価に用い、低血糖リスク確認の優先項目ではありません。
  • b 脱力感の有無:低血糖の自覚症状であり、処置前に確認します。
  • c 経皮的酸素飽和度:呼吸状態の評価には有用ですが、表の代謝異常に対する中心確認ではありません。
  • d 食事からの経過時間:薬効との不均衡による低血糖を予測するため重要です。

覚えるポイント

糖尿病患者の歯科処置前は食事・服薬・血糖値・低血糖症状を確認します。冷汗や脱力を見逃さず、意識があれば速やかに糖を補給します。

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