31PM072|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
46歳の女性。上顎左側大臼歯部のブラッシング時の出血を主訴として来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療を行った。初診時と歯周基本治療終了時の歯周組織検査結果の一部を図に示す。 改善されたのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: c・d
正答
c:歯周ポケット内面の炎症、d:ポケットプロービングデプス
この問題のポイント
表ではBOPを示す○が消え、頬側6mm・口蓋側5mmだった深いPPDがともに3mmへ減少しています。変化しない指標も確認します。
解説
初診時は26の頬側1点がPPD 6mm、口蓋側1点が5mmで、いずれもプロービング時出血があります。基本治療終了時には全6点が3mmとなり出血印も消失しています。BOP消失はポケット内面の潰瘍化した炎症性上皮が改善したことを示し、PPD減少は炎症性腫脹の消退と組織の引き締まりによるものです。動揺度は0のまま、根分岐部病変は1度のままで変化していません。
選択肢の確認
- a 歯の動揺:Miller分類は初診時も終了時も0であり、もともと動揺を認めず数値上の改善はありません。
- b 根分岐部病変:LindheとNymanの分類は両時点とも1度で、分岐部への水平的侵入可能範囲は変化していません。
- c 歯周ポケット内面の炎症:初診時のBOPが終了時に消失しており、炎症軽減を示すため該当します。
- d ポケットプロービングデプス:最大6mm・5mmから3mmへ減少し、深いポケットが改善しています。
覚えるポイント
再評価ではPPD、BOP、動揺度、根分岐部病変を別々に比較します。本表はPPD・BOP改善、動揺度・分岐部は不変です。