31PM064|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
42歳の女性。上顎左側大臼歯部からの出血を主訴として来院した。歯周組織検査の結果、慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療を開始した。歯科医師から歯石除去を行うよう指示された。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.26)を別に示す。 矢印で示す部位に使用するグレーシータイプキュレットはどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d:#12
この問題のポイント
矢印は上顎左側第一大臼歯の口蓋側近心面です。後方歯近心面用のグレーシータイプキュレットのうち、この部位へ適合する#12の作業端を選びます。
解説
写真は口蓋側から上顎左側臼歯部を見たもので、矢印は第一大臼歯の近心隣接面歯頸部を示します。グレーシーキュレットは作業部のフェイスが終末シャンクに対して約70度傾き、下側切縁だけを歯面へ適合させる部位特異型器具です。#12は上顎左側第一大臼歯口蓋側近心面へ、終末シャンクを歯面に適切に合わせて操作できる作業端です。歯面に応じた番号と正しい作業端を選ぶことで組織損傷を避けます。
選択肢の確認
- a #1:前歯部の全歯面へ用いる小さく直線的な作業部で、後方大臼歯近心面の深部には適しません。
- b #8:臼歯・小臼歯の頬側面または舌側面など広い平滑面用で、近心隣接面専用ではありません。
- c #11:同系器具の反対向きの作業端で、この上顎左側口蓋側近心面では下側切縁の適合方向が合いません。
- d #12:矢印の上顎左側第一大臼歯口蓋側近心面へ適合する作業端なので正答です。
覚えるポイント
グレーシーは**#1/2=前歯、#7/8=後方歯頬舌側、#11/12=後方歯近心、#13/14=後方歯遠心**が基本で、左右・頬舌側に応じ作業端も選びます。