35AM064第35回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

獲得被膜の特徴はどれか。2つ選べ

2つ選択
解答・解説を見る

正解: c・d

正答

c:厚さは約1μm、d:歯の脱灰抑制作用がある

この問題のポイント

獲得被膜は清掃直後から唾液タンパク質が歯面へ選択的に吸着してできる、薄い有機性膜です。

解説

獲得被膜(ペリクル)は、歯面を清掃した後、唾液中の糖タンパク質、リン酸化タンパク質、酵素などがエナメル質へ吸着して形成されます。無細胞で透明な有機性膜で、厚さはおよそ0.1~1μm程度、設問では約1μmと捉えます。酸や摩擦に対する保護膜として働き、カルシウム・リン酸イオンの移動を調節して脱灰をある程度抑えます。一方で、細菌が付着する受容体も含むため、形成後には初期付着菌が定着して歯面バイオフィルムへ発展します。

選択肢の確認

  • a 色調は黄白色:獲得被膜は肉眼でほぼ見えない透明な薄膜です。黄白色の沈着物とは異なります。
  • b 無機性の被膜:主成分は唾液由来タンパク質などの有機物です。
  • c 厚さは約1μm:非常に薄い膜であり、適切な説明です。
  • d 歯の脱灰抑制作用がある:酸拡散を緩衝する保護機能があるため正しいです。

覚えるポイント

獲得被膜は透明・無細胞・有機性・約1μm・清掃後すぐ形成です。歯を保護する一方、細菌付着の足場にもなります。

関連問題

35AM06335AM065
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)