32AM075第32回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

破折防止のため小窩裂溝填塞材を応用するのはどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d:中心結節

この問題のポイント

中心結節は主に下顎小臼歯咬合面中央から突出する異常結節で、内部へ歯髄角が伸びることがある。咬合で破折すると露髄するため、周囲を填塞材で補強する。

解説

中心結節〈dens evaginatus〉は歯冠の咬合面中央にみられる円錐状・棘状の隆起で、アジア人の下顎小臼歯に比較的多い。萌出直後から対合歯の力を受けると結節が折れ、歯髄角が含まれていれば歯髄炎や根未完成歯の失活を起こす。予防的には小窩裂溝填塞材や接着性材料を結節周囲へ盛って咬合力を分散し、必要なら経時的に少量削合して修復象牙質形成を促す。

選択肢の確認

  • a 基底結節:前歯舌面の歯頸側にある解剖学的隆起で、通常は咬合面中央のような破折・露髄予防処置を要しない。
  • b 臼後結節:上顎第三大臼歯遠心などにみられる付加結節で、中心に歯髄角を含む小臼歯中心結節とは位置が異なる。
  • c 臼傍結節:大臼歯頬側などに現れる過剰結節の総称で、破折時露髄を防ぐ填塞材補強の典型的対象ではない。
  • d 中心結節:小臼歯咬合面中央に突出し内部へ歯髄が近接するため、萌出後早期に周囲を接着性材料で補強する。

覚えるポイント

中心結節は下顎小臼歯、咬合面中央、歯髄角迷入、破折後の歯髄壊死が要点。根未完成期の失活を防ぐため萌出時から観察・補強する。

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