33AM072|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
レジン系小窩裂溝填塞材を用いる術式の流れを図に、使用する材料の写真を別に示す。この材料を使用するのはどれか。1つ選べ。

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正解: a
正答
a:①
この問題のポイント
写真の赤い液体は、レジン系小窩裂溝填塞材を接着させる前に用いる酸処理材です。術式では歯面清掃・乾燥の直後に酸処理し、その後に十分な水洗・乾燥を行います。
解説
レジン系シーラントは、リン酸エッチングによってエナメル質表面を微細に粗造化し、そこへ低粘度レジンが浸透してできるレジンタグで保持されます。写真の着色されたジェル状材料は塗布範囲を確認しやすいエッチング材で、流れ図の①に使用します。酸処理後は水洗して酸と反応生成物を除去し、白濁したエナメル面が得られるまで乾燥します。唾液で汚染された場合は接着力が低下するため再処理を検討し、②で填塞材を流し、③で光照射、硬化後に④で咬合を確認します。
選択肢の確認
- a ①:歯面清掃・乾燥の後、水洗・乾燥の前に行うエナメル質酸処理の段階で、写真のエッチング材を使用します。
- b ②:酸処理面へレジン系小窩裂溝填塞材を気泡なく填入する段階であり、写真の酸処理材を再び用いる工程ではありません。
- c ③:填塞材を可視光線照射器で重合・硬化させる工程で、液状のリン酸系材料を塗布する時点ではありません。
- d ④:ラバーダム撤去後に填塞状態と咬合接触を確認・調整する工程であり、酸処理材を使用しません。
覚えるポイント
レジン系シーラントは「清掃・防湿→酸処理→水洗・乾燥→填入→光重合→咬合確認」の順です。酸処理後の唾液汚染は保持力低下につながります。