35PM077第35回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

7歳の女児。定期歯科健康診査のため保護者と来院した。プラークコントロールが不良であった。歯科医師から、口腔衛生指導後に下顎左側第一大臼歯の咬合面に小窩裂溝填塞を行うよう指示された。口腔内写真を 別に示す。 使用する填塞材の特徴はどれか。2つ選べ。

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2つ選択
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正解: a・d

正答

a・d:簡易防湿で行える、フッ素徐放性がある

この問題のポイント

プラークコントロール不良で防湿が難しい萌出歯に使う、グラスアイオノマー系裂溝填塞材の特徴を問う問題です。

解説

グラスアイオノマー系シーラントは歯質へ化学的に接着し、レジン系材料より湿潤環境への許容性があるため、完全防湿が難しい萌出途中の大臼歯などで選択されます。またフッ化物を徐放し、周囲歯質のう蝕抑制へ寄与します。ただし機械的強度・耐摩耗性や保持はレジン系より劣る場合があり、定期的な残存確認と再填塞が必要です。

選択肢の確認

  • a 簡易防湿で行える:相対的に水分の影響を受けにくく、本症例での利点です。
  • b 練和が不要:グラスアイオノマー系には粉液練和やカプセル混和が必要な製品があり、一般的特徴とはいえません。
  • c 酸処理が必要:リン酸エッチングを必須とするレジン系シーラントの特徴です。
  • d フッ素徐放性がある:グラスアイオノマー系の代表的利点です。

覚えるポイント

『防湿良好ならレジン系の保持力』『防湿困難ならGIC系も選択』『GICはフッ化物徐放』と症例条件で使い分けます。

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