32PM075|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
7 歳の男児。下顎第一大臼歯に小窩裂溝填塞を行った後、メインテナンスに移行した。 メインテナンス時に確認するのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・d
正答
b:清掃状況、d:填塞材脱落
この問題のポイント
小窩裂溝填塞後も、填塞材周囲の清掃状態と材料の保持を定期確認します。部分脱落は段差と未被覆裂溝を作り、プラーク停滞とう蝕再発の原因になります。
解説
シーラントは深い小窩裂溝を封鎖して細菌・糖質の侵入を防ぐ予防処置ですが、萌出途上歯の防湿不良や咬耗により部分的または完全に脱落することがあります。メインテナンスでは視診・探針を慎重に用いて保持、辺縁、気泡、着色、う蝕所見を確認し、歯磨きで填塞材周囲が清掃できているかを評価します。脱落部があれば歯面を再評価し、必要に応じて追加填塞します。咬頭干渉は填塞直後に咬合紙で確認して調整する事項で、裂溝そのものの解剖学的形態は処置後に経時評価する可変項目ではありません。
選択肢の確認
- a 咬頭干渉:過高な填塞材による咬合干渉は処置直後の咬合確認で見つけて調整する事項です。
- b 清掃状況:填塞材辺縁や萌出途上歯にプラークが残っていないかを確認し、患者・保護者へ磨き方を再指導します。
- c 裂溝形態:もとの裂溝深さや分岐は適応判断時に評価する解剖形態で、メインテナンスで改善・悪化を追う項目ではありません。
- d 填塞材脱落:部分・全部脱落を早期に発見し、露出裂溝のう蝕診査と再填塞の必要性を判断します。
覚えるポイント
シーラントは一度行えば永久に終わる処置ではありません。保持状態、辺縁、清掃、二次う蝕を定期的に確認して予防効果を維持します。