32PM076|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
顎模型上でピエゾ式超音波スケーラーを用いた歯肉縁上歯石除去時のチップの写真(別冊午後No.34)を別に示す。 適切なのはどれか。1 つ選べ。

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正解: b
正答
b:②
この問題のポイント
ピエゾ式超音波スケーラーはチップが主に直線的に往復し、側面が有効に振動します。図②のようにチップ側面を歯面へ沿わせ、先端を歯質へ突き立てない適合が正しい操作です。
解説
歯肉縁上歯石除去では、チップ先端から2~3 mm程度の側面を歯石へ当て、歯面との角度をほぼ平行から15度以内に保ちます。軽い側方圧で絶えず動かし、十分な注水で冷却・洗浄します。先端点を歯面へ垂直に押し付けると振動エネルギーが一点に集中し、歯質損傷、疼痛、発熱、チップ破折を招きます。図②はチップの外側面が歯頸部の歯面に接する姿勢です。他図は先端の突き当て、過大な角度、適合面の誤りがみられます。
選択肢の確認
- a ①:チップ先端を歯面へ向けて突き当てる角度となり、点状の強い衝撃が歯質に加わります。
- b ②:湾曲したチップの側面が歯面に沿い、先端を突き立てずに縁上歯石へ振動を伝えられます。
- c ③:先端部が歯面へほぼ直角に接近しており、ピエゾ式で使う側面適合になっていません。
- d ④:チップと歯面の角度が大きく、先端側へ力が集中して歯面を傷つける可能性があります。
覚えるポイント
超音波スケーラーは「側面を適合・軽圧・小刻みに動かす・十分な注水」です。チップ摩耗は出力を低下させるため、長さと形態も点検します。