32PM087|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
4歳の女児。定期歯科健康診査のため保護者と来院した。う蝕はない。 保護者が仕上げ磨きをしているという。本人にブラッシング指導を行うことになった。 適切なのはどれか。1つ選べ。
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正解: b
正答
b:フォーンズ法
この問題のポイント
4歳児本人への導入には、歯を軽く咬み合わせ、頬側面で大きな円を描くフォーンズ法が理解・実行しやすい方法です。細かな角度調整を要する方法はまだ難しい年齢です。
解説
フォーンズ法は上下の歯を咬合させ、歯ブラシを歯面へ直角に近く当てて大きな円を描きます。簡単な運動で広い唇・頬側面を磨けるため、幼児の自立磨きの練習に向きます。咬合面は前後運動、舌・口蓋側は開口して小さく動かすなど補います。4歳では巧緻性が未発達なので、本人の練習後に保護者が寝かせ磨きで全歯面を仕上げます。バス法、チャーターズ法、スティルマン改良法は毛先角度や細かな振動・回転を要し、特定の歯周・補綴状態に使う成人向けの要素が強い方法です。
選択肢の確認
- a バス法:毛先を歯肉溝へ45度で当て細かく振動させるため、4歳児が正確に再現するには難しい方法です。
- b フォーンズ法:咬み合わせた歯の外側へ大きな円を描く単純な動作で、幼児が楽しみながら練習できます。
- c チャーターズ法:毛先を咬合面方向へ向け、歯間部や矯正装置周囲を清掃する方法で、幼児の基本法ではありません。
- d スティルマン改良法:歯肉と歯面へ毛先を置き、振動後に歯冠側へ回転させる複合動作が必要です。
覚えるポイント
幼児は「本人磨きで習慣と運動を育て、保護者の仕上げ磨きで清掃を完成」させます。年齢・手指機能・関心に合わせて短く具体的に教えます。