35PM073|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
12歳の男児。定期歯科健康診査のために保護者と来院した。う蝕リスク検査を行った。1週間後に再度来院予定である。歯科医師から下顎左側第二大臼歯 に対するう蝕予防処置計画を立案するよう指示された。う蝕リスク検査の結果の一部と口腔内写真を別に示す。 適切なのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・c
正答
b・c:フッ化物洗口、フッ化物歯面塗布
この問題のポイント
う蝕リスクと第二大臼歯の萌出状態を踏まえ、現時点で実施可能な予防処置を選ぶ問題です。局所塗布と継続的な洗口を組み合わせます。
解説
12歳頃に萌出する第二大臼歯は、萌出直後でエナメル質の成熟が不十分なうえ、歯列後方で清掃しにくく、う蝕リスクが高くなります。フッ化物洗口は口腔全体へ低濃度フッ化物を継続供給し、歯面塗布は対象歯へ高濃度フッ化物を専門的に作用させます。写真の萌出・防湿条件ではこの二法が適切です。
選択肢の確認
- a 小窩裂溝填塞:深い裂溝には有効ですが、十分な萌出や防湿が得られない段階では適応時期を再評価します。
- b フッ化物洗口:萌出中の歯を含む口腔全体の脱灰抑制と再石灰化に有効です。
- c フッ化物歯面塗布:高リスクの第二大臼歯へ専門的にフッ化物を供給できます。
- d フッ化ジアンミン銀塗布:主に活動性う蝕の進行抑制に用い、健全永久歯の通常予防では着色の問題もあります。
覚えるポイント
予防法はリスクだけでなく『萌出度、裂溝形態、防湿可能性、既存う蝕、継続性』から選びます。