34AM077|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
レジン系小窩裂溝填塞材を用いて模型上で予防填塞を行っている過程の一部の写真を別に示す。 この処置の目的はどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・d
正答
a:歯面の清掃、d:接着効果の向上
この問題のポイント
小窩裂溝填塞の前処理写真を、清掃と酸処理の目的から読み取ります。
解説
写真の一方はブラシ等で小窩裂溝表面のプラークやペリクルを除去する清掃操作、もう一方はリン酸エッチングによる歯面処理です。清掃により填塞材と歯質の間に介在する汚染物を除き、酸処理によりエナメル質表面へ微細な凹凸をつくります。低粘度レジンがそこへ浸透してレジンタグを形成し、微小機械的保持が高まるため接着効果が向上します。予防填塞は健全または初期病変の深い裂溝を封鎖する処置で、バーで感染歯質を除去する修復処置や再石灰化そのものが目的ではありません。
選択肢の確認
- a 歯面の清掃:プラーク・ペリクルを除く写真の操作目的なので正しいです。
- b 感染歯質の除去:写真は切削器具によるう蝕除去ではありません。
- c 歯質の再石灰化:フッ化物応用の直接目的で、酸処理はむしろ表面を脱灰します。
- d 接着効果の向上:エッチングで微小機械的保持を得るため正しいです。
覚えるポイント
シーラント前処理は清掃→酸処理→洗浄・乾燥→填塞。酸処理の目的はレジンタグによる接着向上です。