34PM076|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
次の文を読み、〔問題75〕、〔問題76〕に答えよ。 13歳の女子。う蝕の精査を希望して来院した。下顎右側第二大臼歯の萌出が完了したため、小窩裂溝填塞の指示を受けた。使用する器材の一部の写真(別冊午後No.30)を別に示す。 これを使用する小窩裂溝填塞法の特徴はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る
正解: a
正答
a:耐摩耗性に優れる
この問題のポイント
前問のリン酸エッチングを用いるレジン系小窩裂溝填塞材の特徴を、グラスアイオノマー系と比較する問題です。
解説
レジン系シーラントはエッチングしたエナメル質の微細凹凸へ浸透・重合し、高い保持力と耐摩耗性を得ます。萌出完了歯でラバーダムやロールワッテにより確実な防湿が可能な場合に適します。唾液汚染は接着を大きく低下させるため厳密な防湿が必要です。グラスアイオノマー系は防湿困難時に選択しやすい反面、保持・耐摩耗性が劣ることがあります。
選択肢の確認
- a 耐摩耗性に優れる:レジン系填塞材の代表的長所です。
- b 防湿不要:接着には乾燥した清潔な歯面が不可欠です。
- c 粉液を練和:光重合型レジンシーラントは通常一液性で、粉液練和を要しません。
- d 半萌出歯が適応:十分な防湿が難しく、むしろGIC系を検討する場面です。
覚えるポイント
レジン系は保持・耐摩耗性に優れるが防湿必須、GIC系は湿潤許容性とフッ化物徐放が利点です。