33PM007|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
新産線がみられるのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:第一大臼歯
この問題のポイント
新産線は出生時の急激な環境変化によって形成される強い成長線です。出生時に石灰化中の乳歯と永久第一大臼歯に認められます。
解説
歯のエナメル質と象牙質は一定の周期で基質形成・石灰化を行うため、成長線が残ります。出生時には胎盤栄養から経口栄養・肺呼吸へ切り替わる大きな生理的変化があり、形成中の歯質に通常より明瞭な新産線が生じます。永久歯の中では第一大臼歯の石灰化が出生前後に始まるため、新産線を観察できます。永久側切歯、犬歯、第二小臼歯の石灰化開始は出生後であり、出生の境界を歯質内へ記録しません。
選択肢の確認
- a 側切歯:永久側切歯の石灰化開始は出生後で、出生時には形成中の歯質がないため新産線を生じません。
- b 犬歯:永久犬歯も石灰化開始が生後であり、出生という出来事を示す成長線は形成されません。
- c 第二小臼歯:歯胚の石灰化はさらに後の乳幼児期に始まるため、出生時の新産線を含みません。
- d 第一大臼歯:永久歯の中で出生前後から硬組織形成が始まり、新産線が認められる代表的な歯です。
覚えるポイント
新産線は胎生期と出生後の歯質を分ける線です。「すべての乳歯+永久第一大臼歯」が基本で、ほかの永久歯とは形成開始時期で区別します。