第33回

33PM013|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

子宮頸がんの病原体はどれか。1つ選べ。

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正解d

正答

d:ヒトパピローマウイルス

この問題のポイント

子宮頸がんの大部分は、粘膜型の高リスクヒトパピローマウイルス〈HPV〉が持続感染することにより発生します。特に16型・18型が重要です。

解説

HPVは上皮へ感染するDNAウイルスで、多くの感染は自然排除されますが、高リスク型が持続するとウイルス蛋白E6・E7がp53やRbなどの腫瘍抑制経路を障害し、異形成からがんへ進むことがあります。子宮頸がん検診とHPVワクチンは予防の柱です。高リスクHPVは一部の中咽頭がんにも関係します。ムンプス、コクサッキー、単純ヘルペスはそれぞれ別の感染症を起こし、子宮頸がんの病因ウイルスではありません。

選択肢の確認

  • a ムンプスウイルス:流行性耳下腺炎を起こし、髄膜炎・精巣炎などを合併しますが、子宮頸がんの病原体ではありません。
  • b コクサッキーウイルス:手足口病、ヘルパンギーナ、心筋炎などに関与するエンテロウイルスで、子宮頸部発がんとは結びつきません。
  • c 単純へルぺスウイルス:口唇・口腔または性器に水疱・潰瘍を反復させますが、子宮頸がんを生じる主要な発がんウイルスではありません。
  • d ヒトパピローマウイルス:高リスク型の子宮頸部上皮への持続感染が異形成と子宮頸がんの主要原因になります。

覚えるポイント

子宮頸がん=高リスクHPV、成人T細胞白血病=HTLV-1、肝細胞がん=HBV/HCVなど、腫瘍とウイルスを対応させます。

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