Y2026M04E1Q15第2026年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第一種労働衛生(有害業務)放射線による健康障害

有害光線などによる障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、有害光線や放射線の種類と健康障害の組合せが問われています。

赤外線、紫外線、レーザー光線、マイクロ波、アルファ線は、それぞれ性質も健康障害も異なります。特に、アルファ線は電磁波ではなく粒子線である点が重要です。

解説

誤っている記述は5です。

アルファ線は、ヘリウムの原子核に相当する粒子線です。電磁波ではありません。また、物体への透過力は弱く、紙や皮膚の表面でも止まりやすい放射線です。

セシウム137は、主にベータ線やガンマ線との関係で扱われます。非破壊検査作業で問題になる透過力の強い放射線は、ガンマ線やエックス線として整理します。

他の選択肢は、有害光線などと代表的障害の組合せとして押さえておきたい内容です。赤外線は白内障、紫外線は電光性眼炎、レーザー光線は網膜損傷、マイクロ波は熱作用による障害と結び付けます。

ひっかけポイント
「アルファ線=電磁波」「透過力が強い」という説明は誤りです。アルファ線は粒子線で、透過力は弱いと覚えます。

選択肢の確認

1.赤外線は、可視光線より波長が長い電磁波で、ガラス加工作業などでばく露のおそれがあり、白内障を起こすことがある。
記述としては正しい。
赤外線は可視光線より波長が長く、熱作用が強い電磁波です。ガラス加工作業などで眼への影響が問題となり、白内障を起こすことがあります。

2.紫外線は、可視光線より波長が短い電磁波で、アーク溶接作業などでばく露のおそれがあり、電光性眼炎を起こすことがある。
記述としては正しい。
紫外線は可視光線より波長が短く、アーク溶接などでばく露のおそれがあります。代表的な障害は電光性眼炎です。

3.レーザー光線は、誘導放出による光の増幅によって人工的に作られた電磁波で、レーザー機器による金属加工作業などでばく露のおそれがあり、網膜の損傷を起こすことがある。
記述としては正しい。
レーザー光線は強い指向性とエネルギーを持つため、眼に入ると網膜損傷などを起こすことがあります。

4.マイクロ波は、赤外線より波長が長い電磁波で、熱接着加工作業などでばく露のおそれがあり、組織壊死を起こすことがある。
記述としては正しい。
マイクロ波は赤外線より波長が長い電磁波で、体内で熱作用を生じ、強いばく露では組織障害を起こすことがあります。

5.アルファ線は、セシウム137などの原子核から放出される電磁波で、物体への透過力が強く、非破壊検査作業などでばく露のおそれがあり、角膜の損傷を起こすことがある。
正答。記述としては誤り。
アルファ線は電磁波ではなく粒子線です。また、透過力は弱い放射線です。非破壊検査で問題になる透過力の強い放射線は、エックス線やガンマ線として整理します。

覚えるポイント

  • 赤外線は白内障と結び付けます。
  • 紫外線は電光性眼炎と結び付けます。
  • レーザー光線は網膜損傷と結び付けます。
  • マイクロ波は熱作用による障害と結び付けます。
  • アルファ線は粒子線であり、電磁波ではありません。

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