Y2026M04E1Q18|第2026年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
局所排気装置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、局所排気装置のフード、ダクト、排風機の基本が問われています。
局所排気装置では、有害物質を発散源の近くで確実に捕集することが重要です。フードの形状によって、必要な排風量や捕集のしやすさが変わります。
解説
誤っている記述は2です。
外付け式フードは、有害物質の発散源を囲い込まず、発散源の外側から吸い込み気流で有害物質を捕集します。そのため、囲い式フードに比べて周囲の気流の影響を受けやすく、一般に大きな排風量が必要になります。
囲い式フードは発散源を囲うため、有害物質を捕集しやすく、外付け式に比べて少ない排風量で効果を得やすいです。
また、フランジを付けると不要な方向からの空気の流入を抑えられるため、必要排風量を少なくできます。ダクトは断面積を小さくすると流速が上がり、圧力損失が増大します。排風機は、腐食や摩耗を防ぐため、一般に空気清浄装置の後の清浄空気側に設置します。
作業環境管理のポイント
局所排気装置は、フード、ダクト、空気清浄装置、排風機の全体で性能を考えます。フードだけを見て判断しないことが大切です。
選択肢の確認
1.建築ブース型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、囲い式フードに分類される。
記述としては正しい。
建築ブース型フードは、作業面を除いて周囲が覆われているため、囲い式フードに分類されます。
2.外付け式フードは、有害物質の発散源の近くで有害物質を吸い込み気流によりフードまで吸引するものであり、囲い式フードと比較して吸い込み時の圧力損失が小さく、少ない排風量とすることができる。
正答。記述としては誤り。
外付け式フードは発散源を囲わないため、周囲の気流の影響を受けやすく、囲い式フードより多い排風量が必要になるのが一般的です。
3.フード開口部の周囲にフランジを付けることにより、フランジがないときと比較して、少ない排風量とすることができる。
記述としては正しい。
フランジを付けると、不要な方向から吸い込む空気を減らせるため、捕集に必要な排風量を少なくできます。
4.ダクトの形状には円形、角形などがあるが、その断面積を小さくすると、ダクトの圧力損失が増大する。
記述としては正しい。
ダクトの断面積を小さくすると流速が上がり、摩擦などによる圧力損失が増大します。
5.排風機には、遠心式と軸流式があるが、いずれの方式の排風機も、一般に、空気清浄装置の後の清浄空気が通る位置に設置する。
記述としては正しい。
排風機は、粉じんや腐食性ガスを含む空気による摩耗・腐食を避けるため、一般に空気清浄装置の後の清浄空気側に設置します。
覚えるポイント
- 囲い式フードは捕集しやすく、比較的少ない排風量で済みます。
- 外付け式フードは周囲の気流の影響を受けやすく、排風量が多くなりやすいです。
- フランジを付けると、必要排風量を減らす効果があります。
- ダクト断面積を小さくすると、圧力損失は増大します。
- 排風機は、一般に空気清浄装置の後に設置します。