Y2023M04E1Q20第2023年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第一種労働衛生(有害業務)局所排気装置

局所排気装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

局所排気装置の構成とフードの分類を理解する問題です。キャノピ型フードは、熱による上昇気流など、発散源から一定方向に進む汚染気流を受け止めるレシーバ式フードです。

解説

局所排気装置は、有害物質が作業場全体へ拡散する前に発散源の近くで捕捉し、清浄化して屋外へ排出する設備です。一般的な流れは、フード、吸引ダクト、空気清浄装置、排風機、排気ダクト、排気口の順です。

フードは、発散源を囲う囲い式と、発散源の外側から吸引する外付け式に大きく分けられます。キャノピ型は、熱上昇気流をフードで受けるレシーバ式です。スロット型は細長い開口から吸引する外付け式です。

作業環境管理のポイント
フードの型式だけでなく、発散源との距離、捕捉方向、外乱気流、ダクトの詰まり、空気清浄装置、排風機の状態を確認します。煙などが作業者の呼吸域を通ってからフードへ向かう配置は避けます。

選択肢の確認

1.ダクトの形状には円形、角形などがあり、その断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大する。
誤り。
同じ排風量であれば、断面積を大きくすると管内風速が下がり、一般に圧力損失は小さくなります。ただし、粉じんを搬送するダクトでは、堆積しない搬送速度の確保も必要です。

2.フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、気流の整流作用が増すため、大きな排風量が必要となる。
誤り。
フランジはフード背面側からの不要な吸込みを抑え、前方からの吸引を効率化します。そのため、同じ捕捉効果を得るために必要な排風量は小さくなります。

3.キャノピ型フードは、発生源からの熱による上昇気流を利用して捕捉するもので、レシーバ式フードに分類される。
正しい。
熱によって自然に上昇する汚染気流を上方で受け止めるため、外付け式のうちレシーバ式フードに分類されます。

4.スロット型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、囲い式フードに分類される。
誤り。
スロット型フードは、細長い開口部から吸引する外付け式フードです。作業面を除いて周囲が覆われるものは、ドラフトチェンバ型などの囲い式フードです。

5.空気清浄装置を付設する局所排気装置を設置する場合、排風機は、一般に、フードに接続した吸引ダクトと空気清浄装置の間に設ける。
誤り。
一般には、吸引ダクト、空気清浄装置、排風機の順に配置し、排風機には清浄後の空気を通します。有害物による排風機の腐食・摩耗や爆発の危険を抑えるためです。

覚えるポイント

  • 一般的な配置は、フード、吸引ダクト、空気清浄装置、排風機、排気ダクト、排気口の順です。
  • キャノピ型はレシーバ式、スロット型は外付け式です。
  • フランジを付けると吸引効率が上がり、必要な排風量を小さくできます。

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