Y2026M04E1Q22|第2026年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
労働衛生コンサルタントに関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、労働衛生コンサルタントの試験区分、登録、業務内容、守秘義務に関する法令知識が問われています。
労働衛生コンサルタントは、事業場の衛生について診断し、それに基づいて指導を行う専門家です。
解説
労働衛生コンサルタント試験には、保健衛生と労働衛生工学の2区分があります。
試験に合格しただけでは、直ちに労働衛生コンサルタントとして業務を行えるわけではありません。所定の事項について登録を受けることで、労働衛生コンサルタントとなることができます。
また、労働衛生コンサルタントには守秘義務があり、業務上知り得た秘密を漏らしたり盗用したりした場合は、登録取消しの対象となることがあります。
一方で、事業者が労働衛生コンサルタントの診断・指導を受けた場合に、その記録を作成して3年間保存しなければならないという一般的な法令上の義務は、この問題の内容としては定められていません。
ひっかけポイント
「産業医の勧告記録の3年間保存」と混同しやすいです。労働衛生コンサルタントの診断・指導について、事業者に一律の3年間保存義務があるわけではありません。
衛生管理者としての実務ポイント
労働衛生コンサルタントの助言は、作業環境管理、作業管理、健康管理の改善に役立ちます。法定義務の有無とは別に、実務上は指導内容や改善状況を記録し、衛生委員会等で共有できる形にしておくと有用です。
選択肢の確認
1.労働衛生コンサルタント試験には、保健衛生及び労働衛生工学の2つの区分がある。
記述としては正しい。
労働衛生コンサルタント試験の区分は、保健衛生と労働衛生工学です。
2.労働衛生コンサルタント試験に合格した者は、厚生労働大臣の指定する指定登録機関に備える労働衛生コンサルタント名簿に、氏名、生年月日等所定の事項の登録を受けることにより、労働衛生コンサルタントとなることができる。
記述としては正しい。
試験合格に加えて、所定の登録を受けることにより、労働衛生コンサルタントとなることができます。
3.労働衛生コンサルタントは、他人の求めに応じ報酬を得て、労働者の衛生の水準の向上を図るため、事業場の衛生についての診断及びこれに基づく指導を行うことを業とする。
記述としては正しい。
労働衛生コンサルタントの業務内容を示した記述です。事業場の衛生について診断し、その診断に基づいて指導を行います。
4.労働衛生コンサルタントが、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用したときは、その登録を取り消されることがある。
記述としては正しい。
労働衛生コンサルタントには守秘義務があります。秘密を漏らしたり盗用したりした場合は、登録取消しなどの対象となることがあります。
5.労働衛生コンサルタントの診断及び指導を受けた事業者は、その記録を作成して、これを3年間保存しなければならない。
正答。記述としては誤り。
労働衛生コンサルタントの診断・指導を受けた事業者に対して、その記録を作成し3年間保存するという一般的な法令上の義務は定められていません。産業医の勧告記録など、別の制度の保存義務と混同しないようにします。
覚えるポイント
- 労働衛生コンサルタント試験の区分は、保健衛生と労働衛生工学です。
- 労働衛生コンサルタントになるには、試験合格に加えて登録が必要です。
- 労働衛生コンサルタントには守秘義務があります。
- 事業者に「診断・指導記録の3年間保存義務」が一律に課されているわけではありません。