Y2026M04E1Q28|第2026年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
温熱条件に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、温熱条件、実効温度、相対湿度、WBGTの基本が問われています。
暑熱環境では、気温だけでなく、湿度、気流、ふく射熱も熱中症リスクに関係します。
解説
人の温度感覚は、主に次の4つの環境要素に左右されます。
- 気温
- 湿度
- 気流
- ふく射熱
実効温度は、人の温熱感に基づき、気温、湿度、気流の総合的な影響を温度目盛りで表した指標です。
また、暑熱環境の評価ではWBGTが重要です。WBGTは、自然湿球温度、黒球温度、気温(乾球温度)を用いて求められ、熱中症予防のための熱ストレス評価に使われます。
WBGTの値が、作業内容に応じて設定されたWBGT基準値を超える場合には、熱中症リスクが高まります。選択肢5は「基準値未満である場合にリスクが高まる」としているため誤りです。
ひっかけポイント
WBGTは、値が高いほど暑熱ストレスが大きくなります。「基準値未満」なら安全側の評価であり、「基準値を超える」とリスクが高まると考えます。
衛生管理者としての実務ポイント
暑熱職場では、WBGT測定、休憩、作業時間の調整、水分・塩分補給、通風、遮熱、教育、体調確認を組み合わせて熱中症を予防します。
選択肢の確認
1.温度感覚を左右する環境要素は、気温、湿度、気流及びふく射(放射)熱である。
記述としては正しい。
温度感覚には、気温だけでなく、湿度、気流、ふく射熱が関係します。これらを総合的に考えることが重要です。
2.実効温度は、人の温熱感に基礎を置いた指標で、気温、湿度及び気流の総合効果を温度目盛りで表したものである。
記述としては正しい。
実効温度は、人の温熱感をもとに、気温、湿度、気流の影響をまとめて表す指標です。
3.相対湿度は、空気中の水蒸気量と、その温度における飽和水蒸気量との比を百分率で示したものである。
記述としては正しい。
相対湿度は、その温度で空気が含むことのできる最大の水蒸気量に対して、実際に含まれている水蒸気量がどの程度かを百分率で示します。
4.WBGTは、自然湿球温度、黒球温度及び気温(乾球温度)から求められる指標で、暑熱環境による熱ストレス評価に用いられる。
記述としては正しい。
WBGTは、暑熱環境における熱ストレス評価に用いられる代表的な指標です。熱中症予防対策で重要です。
5.算出したWBGTの値が、作業内容に応じて設定されたWBGT基準値未満である場合には、熱中症が発生するリスクが高まる。
正答。記述としては誤り。
WBGTの値が作業内容に応じた基準値を超える場合に、熱中症リスクが高まります。基準値未満である場合は、一般に基準値を超える場合よりリスクは低いと考えます。
覚えるポイント
- 温度感覚に関わる環境要素は、気温、湿度、気流、ふく射熱です。
- 実効温度は、気温、湿度、気流の総合効果を表します。
- 相対湿度は、実際の水蒸気量と飽和水蒸気量の比です。
- WBGTが基準値を超えると、熱中症リスクが高まります。