Y2026M04E1Q30|第2026年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
骨折に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、骨折の種類と、骨折が疑われる場合の救急処置が問われています。
骨折が疑われる場合は、むやみに動かさず、固定して、医療機関や救急隊につなぐことが重要です。
解説
骨折の応急処置では、骨折部位を安静にし、変形や痛みを悪化させないように固定します。
手や足に副子を当てる場合は、骨折部位だけを固定するのではなく、骨折部分の上下の関節まで固定できる長さのものを用います。また、局所に圧力が集中しないよう、幅の広いものを用いることが適切です。
単純骨折は、皮膚が破れて骨折部が外部と交通していない骨折をいいます。骨にひびが入った状態は、一般に亀裂骨折などとして整理されます。
救急対応のポイント
衛生管理者としては、骨折の診断を行うのではなく、動かさない、固定する、出血や意識状態を確認する、救急搬送につなげる、事故状況を記録することが重要です。
ひっかけポイント
骨折の程度を確認するために動かすのは危険です。痛みや損傷を悪化させるおそれがあるため、疑わしい場合は固定して専門的な処置につなげます。
選択肢の確認
1.単純骨折とは、骨にひびが入った状態をいう。
誤り。
単純骨折は、骨折部が外部に開放されていない骨折をいいます。骨にひびが入った状態そのものを単純骨折というわけではありません。
2.不完全骨折では、骨折端どうしが擦れ合う軋轢音や変形などが認められる。
誤り。
不完全骨折は、骨が完全に断裂していない状態です。骨折端どうしが擦れ合う軋轢音や明らかな変形は、完全骨折でみられやすい所見です。
3.骨折が疑われる部位は、よく動かしてその程度を判断する必要がある。
誤り。
骨折が疑われる部位を動かすと、痛みや損傷を悪化させるおそれがあります。むやみに動かさず、固定して医療機関や救急隊につなげます。
4.骨折に対する処置として、副子を手や足に当てるときは、骨折部分の上下の関節まで固定できる長さで、かつ、幅の広いものを用いる。
正しい。
副子は、骨折部位の上下の関節まで固定できる長さが必要です。また、幅の広いものを用いることで、局所に圧力が集中するのを防ぎやすくなります。
5.脊髄損傷が疑われる場合は、硬い板の上に乗せて搬送してはならない。
誤り。
脊髄損傷が疑われる場合は、頭部、頸部、体幹をできるだけ動かさないように固定して搬送することが重要です。硬い板などを用いて体を安定させる方法がとられることがあります。
覚えるポイント
- 単純骨折は、皮膚が破れて骨折部が外部と交通していない骨折です。
- 骨折が疑われる部位は、むやみに動かしません。
- 副子は、骨折部位の上下の関節まで固定できる長さにします。
- 脊髄損傷が疑われる場合は、体を不用意に曲げたりねじったりしないようにします。
- 衛生管理者は、応急手当、救急要請、記録、再発防止に結びつけます。