Y2026M04E2Q29第2026年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第二種労働生理免疫

免疫に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、免疫、抗原、アレルギー、好中球、体液性免疫と細胞性免疫の違いが問われています。

抗体が関係するのは体液性免疫で、リンパ球などが直接関与するのは細胞性免疫です。

解説

免疫は、体内に侵入した異物を認識し、排除するしくみです。

免疫に関係する細胞によって異物として認識される物質を抗原といいます。抗原となる物質には、蛋白質や糖質などがあります。

免疫反応が過剰または不適切に起こり、人体の組織や細胞に傷害を与えることをアレルギーといいます。気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎は、代表的なアレルギー性疾患です。

好中球は白血球の一種で、アメーバ様運動を行い、細菌などを貪食します。

免疫の分類では、抗体によって病原体を攻撃するものが体液性免疫、リンパ球などが直接関与して病原体や異常細胞を排除するものが細胞性免疫です。

選択肢5は、この説明が逆になっています。

ひっかけポイント
「抗体」は体液中に存在して働くため、体液性免疫と結びつけます。直接細胞が関与するものは細胞性免疫です。

衛生管理者としての実務ポイント
職場の感染症対策では、手洗い、換気、体調不良者への対応、衛生教育、予防接種に関する情報提供など、組織的な健康管理が重要です。

選択肢の確認

1.抗原とは、免疫に関係する細胞によって異物として認識される物質のことである。
記述としては正しい。
抗原とは、免疫系によって異物として認識される物質です。病原体の成分や一部の蛋白質、糖質などが抗原となります。

2.抗原となる物質には、蛋白質、糖質などがある。
記述としては正しい。
抗原となる物質には、蛋白質、糖質などがあります。免疫系がこれらを異物として認識すると、免疫反応が起こります。

3.抗原に対する免疫が、逆に、人体の組織や細胞に傷害を与えてしまうことをアレルギーといい、主なアレルギー性疾患としては、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などがある。
記述としては正しい。
アレルギーは、免疫反応が過剰または不適切に起こり、人体に不利益な反応を起こす状態です。気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎は代表例です。

4.好中球は白血球の一種であり、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。
記述としては正しい。
好中球は白血球の一種で、細菌感染に対する初期防御で重要です。偽足を出して移動し、細菌などを貪食します。

5.免疫には、リンパ球が産生する抗体によって病原体を攻撃する細胞性免疫と、リンパ球などが直接に病原体などを取り込んで排除する体液性免疫の二つがある。
正答。記述としては誤り。
抗体によって病原体を攻撃するのは体液性免疫です。リンパ球などが直接関与して病原体や異常細胞を排除するのは細胞性免疫です。選択肢では両者が逆になっています。

覚えるポイント

  • 抗原は、免疫系に異物として認識される物質。
  • アレルギーは、免疫反応が人体に傷害を与える状態。
  • 好中球は、細菌などを貪食する白血球。
  • 抗体が関係するのは体液性免疫
  • リンパ球などが直接関与するのは細胞性免疫

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