Y2026M04E2Q28第2026年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第二種労働生理代謝系 体温調節

体温調節に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、体温調節、発汗、不感蒸泄、恒常性、視床下部の働きが問われています。

発汗は、汗腺から汗が分泌されることです。汗が皮膚表面で蒸発するときに気化熱が奪われ、体温が下がります。

解説

体温は、熱の産生と放散のバランスで調節されています。

暑い環境では、皮膚血管が拡張し、発汗が増え、熱の放散が促進されます。寒い環境では、皮膚血管が収縮し、皮膚への血流量が減ることで熱の放散を抑えます。

体温調節の中枢は、間脳の視床下部にあります。

また、外部環境が変化しても、体内の状態を一定に保とうとする性質を恒常性、またはホメオスタシスといいます。

不感蒸泄とは、発汗として自覚されない水分喪失です。呼気だけでなく、皮膚からも常に水分が失われています。

選択肢4は、発汗を「水分が皮膚から蒸発する現象」としている点と、不感蒸泄を「呼気のみ」としている点が誤りです。

ひっかけポイント
発汗は「汗が分泌されること」、蒸発は「汗が皮膚表面で気化すること」です。不感蒸泄は皮膚と呼気の両方から起こります。

衛生管理者としての実務ポイント
暑熱職場では、WBGT、作業強度、休憩、水分・塩分補給、暑熱順化、体調不良者の早期発見を確認します。

選択肢の確認

1.計算上、100gの水分が体重70kgの人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温が約1℃下がる。
記述としては正しい。
水分が蒸発するときには気化熱が奪われます。100gの水分が蒸発すると、体重70kgの人では計算上、体温が約1℃下がるとされます。

2.体温調節にみられるように、外部環境などが変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。
記述としては正しい。
体温、血糖、水分量などを一定範囲に保とうとする性質を、恒常性、またはホメオスタシスといいます。

3.体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
記述としては正しい。
体温調節中枢は、間脳の視床下部にあります。暑さや寒さに応じて、発汗や皮膚血管の収縮・拡張などを調節します。

4.発汗とは、水分が皮膚から蒸発する現象をいい、不感蒸泄とは、水分が呼気により失われる現象をいう。
正答。記述としては誤り。
発汗は汗腺から汗が分泌されることです。汗の蒸発は、発汗後に皮膚表面で起こる現象です。また、不感蒸泄は呼気だけでなく、皮膚からも起こります。

5.寒冷な環境においては、皮膚の血管が収縮して血流量が減って、熱の放散が減少する。
記述としては正しい。
寒冷環境では皮膚血管が収縮し、皮膚への血流量が減ります。これにより体表からの熱放散が抑えられます。

覚えるポイント

  • 体温調節中枢は、間脳の視床下部
  • 恒常性は、体内環境を一定に保とうとする性質。
  • 発汗は汗が分泌されること。
  • 汗の蒸発では、気化熱が奪われて体温が下がる。
  • 不感蒸泄は、皮膚と呼気からの自覚しにくい水分喪失。

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