32PM47|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学病理総論・損傷創傷・組織損傷
熱傷で誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
熱傷では、原因、深度分類、面積評価、全身合併症を整理します。
成人の熱傷面積の概算では、一般に9の法則を用います。「5の法則」ではありません。
解説
熱傷は、熱、化学物質、電気、放射線などによって皮膚や粘膜が損傷される状態です。
熱傷の重症度は、損傷の深さと面積によって評価します。深度は、Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度に分類されます。
- Ⅰ度:表皮まで。発赤と疼痛が中心。
- Ⅱ度:真皮まで。水疱、強い疼痛がみられる。
- Ⅲ度:皮膚全層。白色または黒色調となり、知覚が低下することがある。
成人の熱傷面積の概算には、9の法則が用いられます。頭部9%、上肢各9%、体幹前面18%、体幹後面18%、下肢各18%、会陰部1%として概算します。
広範囲熱傷では、ショック、感染、脱水、電解質異常、ストレス潰瘍などに注意します。熱傷後のストレス潰瘍はカーリング潰瘍と呼ばれます。
ひっかけポイント
成人の熱傷面積は「9の法則」です。「5の法則」は誤りとして出題されます。
選択肢の確認
1.熱傷とは熱による皮膚・粘膜の損傷である。
記述としては正しい。
熱傷は、熱などにより皮膚や粘膜が損傷される状態です。高温液体、火炎、接触熱傷、化学熱傷、電撃傷なども重症度評価が必要です。
2.成人の熱傷面積の概算には「5の法則」を用いる。
正答。記述としては誤り。
成人の熱傷面積の概算には、一般に9の法則を用います。5の法則ではありません。
3.熱傷は皮膚損傷の深度によってⅠ~Ⅲ度に分類される。
記述としては正しい。
熱傷は深度によりⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度に分類されます。深度が深いほど治癒に時間がかかり、瘢痕や感染のリスクも高くなります。
4.広範囲熱傷患者のストレス潰瘍をカーリング(Curling)潰瘍という。
記述としては正しい。
広範囲熱傷後に生じるストレス潰瘍はカーリング潰瘍と呼ばれます。重症熱傷では消化管出血にも注意します。
覚えるポイント
- 成人の熱傷面積評価は9の法則。
- 熱傷深度はⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度。
- 広範囲熱傷ではショック、感染、脱水、ストレス潰瘍に注意。
- 熱傷後のストレス潰瘍はカーリング潰瘍。