33AM28|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷膝靱帯・半月板
膝関節側副靭帯の第Ⅰ度損傷で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2.靱帯線維の微小損傷である。
この問題のポイント
膝関節側副靱帯損傷の第Ⅰ度損傷は、靱帯の完全断裂ではなく、靱帯線維の微小損傷です。
疼痛や圧痛はありますが、明らかな側方動揺性は通常みられません。
解説
側副靱帯損傷は、損傷の程度によって第Ⅰ度、第Ⅱ度、第Ⅲ度に分けられます。
第Ⅰ度損傷は、靱帯線維の微小損傷や軽度の伸張損傷です。局所の圧痛や運動時痛はありますが、靱帯の連続性は保たれ、関節の不安定性は明らかではありません。
第Ⅱ度損傷では部分断裂となり、疼痛に加えて軽度から中等度の不安定性を認めることがあります。
第Ⅲ度損傷では完全断裂となり、側方動揺性が明らかになります。
膝関節伸展位で側方動揺性がみられる場合は、側副靱帯だけでなく関節包や十字靱帯などの複合損傷も疑います。
したがって、第Ⅰ度損傷で正しいのは靱帯線維の微小損傷であるです。
選択肢の確認
1.機能障害は生じない。
誤り。
第Ⅰ度損傷でも疼痛や圧痛があり、スポーツ動作や荷重動作で機能障害が生じることがあります。
2.靱帯線維の微小損傷である。
正しい。
第Ⅰ度損傷は、靱帯線維の微小損傷または軽度損傷で、明らかな不安定性は通常みられません。
3.膝関節伸展位で側方動揺性がみられる。
誤り。
伸展位で側方動揺性がみられる場合は重度損傷や複合靱帯損傷を疑います。第Ⅰ度損傷の所見ではありません。
4.膝関節屈曲5度で側方動揺性がみられる。
誤り。
第Ⅰ度損傷では明らかな側方動揺性は通常みられません。側方動揺性があれば、より高度な損傷を考えます。
覚えるポイント
- 第Ⅰ度損傷=靱帯線維の微小損傷。
- 疼痛や圧痛はあるが、明らかな側方動揺性は通常ない。
- 側方動揺性があれば第Ⅱ度以上を考える。
- 伸展位での動揺性は複合損傷を疑う重要所見。