33PM18|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
生理学・運動学リハビリテーション医学装具・歩行補助具
脳卒中後の歩行訓練で使用する長下肢装具の主な目的はどれか。
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正解: 4
正答
4.膝および足関節の安定化
この問題のポイント
長下肢装具〈KAFO〉は、大腿から下腿、足部までを支持する装具です。
脳卒中片麻痺などで下肢支持性が不十分な場合に、膝関節と足関節を安定化し、立位や歩行訓練を行いやすくします。
解説
脳卒中後には、片麻痺により下肢の筋力低下、痙縮、感覚障害、協調性低下などが生じます。
特に急性期や回復期の初期では、膝折れや足関節不安定性により、麻痺側下肢で体重を支えることが難しい場合があります。
長下肢装具は、膝関節と足関節を外部から支持し、立脚期に下肢が崩れないようにします。
これにより、安全に立位保持や歩行訓練を開始できます。
長下肢装具は、腰痛軽減や脚長差補正を主目的とするものではありません。
また、装具そのものが筋力を直接強化するわけではありません。安定性を確保し、訓練を行いやすくすることが主目的です。
選択肢の確認
1.腰痛の軽減
誤り。
長下肢装具の主目的は腰痛軽減ではありません。
2.脚長差の補正
誤り。
脚長差補正には補高などが用いられます。長下肢装具の主目的ではありません。
3.下肢の筋力強化
誤り。
装具は筋力を直接強化するものではありません。安定性を確保して訓練を補助します。
4.膝および足関節の安定化
正しい。
長下肢装具は膝関節と足関節を支持し、立位・歩行時の安定性を高めます。
覚えるポイント
- 長下肢装具〈KAFO〉は膝と足関節を支持する。
- 脳卒中後の歩行訓練で、麻痺側下肢の支持性を補う。
- 主目的は膝および足関節の安定化。
- 筋力強化そのものではなく、訓練環境を作る装具。
- 膝折れや足部不安定性がある場合に有用。