33PM70第33回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学柔道・施術基礎骨折治癒・後療法

関節軟骨損傷で正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3.自己修復能が乏しい。

この問題のポイント

関節軟骨は血管、神経、リンパ管に乏しい組織です。

そのため、一度損傷されると修復に必要な細胞や血液供給が十分に得られにくく、自己修復能が乏しいことが特徴です。

解説

関節軟骨は、関節面を覆い、摩擦を減らし、荷重を分散する役割をもちます。

しかし、関節軟骨には血管がほとんど存在しないため、骨折のように血腫が形成されて修復が進むわけではありません。

そのため、関節軟骨損傷は自然修復が難しく、損傷が進行すると変形性関節症の原因になることがあります。

また、関節軟骨損傷は初期には単純エックス線写真でわかりにくく、病態を把握しにくいことがあります。評価にはMRIや関節鏡などが有用です。

関節軟骨損傷は、直達外力だけでなく、捻転、剪断力、反復する荷重などでも発生します。

関節血症は、関節内骨折や靱帯損傷などでみられやすい所見です。関節軟骨そのものは無血管性であるため、関節軟骨単独損傷で関節血症が典型的にみられるわけではありません。

選択肢の確認

1.初期の段階で病態を把握しやすい。
誤り。
関節軟骨損傷は初期には画像上わかりにくいことがあり、病態把握が難しい場合があります。

2.直達外力による損傷が多い
誤り。
直達外力でも起こりますが、捻転や剪断力、反復荷重などによる損傷も重要です。

3.自己修復能が乏しい。
正しい。
関節軟骨は血管に乏しく、自己修復能が低い組織です。

4.関節血症がみられる。
誤り。
関節血症は関節内骨折や靱帯損傷でみられやすい所見です。関節軟骨は無血管性であり、軟骨単独損傷で典型的にみられる所見ではありません。

覚えるポイント

  • 関節軟骨は血管に乏しい。
  • 関節軟骨損傷は自己修復能が低い。
  • 初期診断は難しいことがある。
  • MRIや関節鏡が評価に有用。
  • 関節軟骨損傷は変形性関節症につながることがある。

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