34PM58|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学整形外科疾患人工関節・骨髄炎
慢性骨髄炎で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、慢性骨髄炎の画像所見、検査所見、治療の特徴が問われています。
慢性骨髄炎では、炎症が長期化し、腐骨、瘻孔、再燃をきたすことがあります。
解説
慢性骨髄炎は、骨髄の感染が慢性化した状態です。急性炎症のように血液検査で強い炎症反応が常に出るとは限らず、症状がくすぶるように続くことがあります。
MRIは骨髄や軟部組織の炎症の広がりを把握するのに有用です。骨髄内の炎症、膿瘍、周囲軟部組織への波及を評価しやすい検査です。
慢性骨髄炎は抗菌薬だけで速やかに治癒するとは限らず、腐骨や瘻孔がある場合には外科的処置が必要になることもあります。
臨床でのイメージ
外傷後や手術後に創が治りにくい、排膿が続く、熱感や疼痛が再燃する場合は骨髄炎を疑います。柔道整復師の現場では医科への紹介判断が重要です。
選択肢の確認
1.骨打ち抜き像がみられる。
誤り。
骨打ち抜き像は多発性骨髄腫などで重要な所見です。慢性骨髄炎の代表的所見としては、腐骨、骨硬化、骨破壊、骨膜反応などを考えます。
2.MRIで炎症の広がりがみられる。
正しい。
MRIは骨髄や軟部組織の炎症の広がりを評価するのに有用です。慢性骨髄炎の病変範囲を把握するうえで重要です。
3.瘻孔がある場合、血液検査で炎症反応が高値を示す。
誤り。
慢性骨髄炎では瘻孔があっても、炎症反応が常に高値を示すとは限りません。慢性化すると血液検査所見が目立たないこともあります。
4.抗菌薬投与で速やかに治癒する。
誤り。
慢性骨髄炎は難治化しやすく、抗菌薬だけで速やかに治癒するとは限りません。腐骨除去や外科的処置が必要になることがあります。
覚えるポイント
- 慢性骨髄炎ではMRIで炎症の広がりを評価できる。
- 腐骨、瘻孔、再燃が重要。
- 血液検査の炎症反応が常に高値とは限らない。
- 抗菌薬だけで速やかに治癒するとは限らない。