34PM77|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論肩甲帯・上肢骨折
肩甲骨骨折で肩関節前方脱臼と外観が類似するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、肩甲骨骨折の中で、肩関節前方脱臼と外観が似る骨折が問われています。
肩甲骨頸部骨折では、関節窩を含む外側骨片の位置変化により、肩関節前方脱臼に似た外観を呈することがあります。
解説
肩甲骨頸部は、肩甲骨の関節窩の内側にあたる部位です。ここで骨折が起こると、関節窩を含む外側骨片が下方や前方へ転位し、肩関節周囲の形が変化します。
そのため、肩の外観が肩関節前方脱臼に類似することがあります。肩関節前方脱臼では三角筋部の丸みが失われ、肩峰が突出して見えることがありますが、肩甲骨頸部骨折でも似た外観が問題になります。
骨体部骨折、上角骨折、肩峰骨折では、それぞれ局所痛や圧痛はみられますが、肩関節前方脱臼と外観が類似するものとして最も重要なのは頸部骨折です。
鑑別のポイント
肩関節周囲の変形を見たら、脱臼だけでなく肩甲骨頸部骨折も考えます。神経・血管症状、圧痛部位、画像評価が重要です。
選択肢の確認
1.骨体部骨折
誤り。
肩甲骨骨体部骨折では肩甲骨背部の疼痛や圧痛が中心です。肩関節前方脱臼と外観が類似する骨折としては頸部骨折が適切です。
2.上角骨折
誤り。
肩甲骨上角骨折では肩甲骨上部の局所症状が中心です。肩関節前方脱臼のような外観を呈する代表ではありません。
3.頸部骨折
正しい。
肩甲骨頸部骨折では、関節窩を含む外側骨片の転位により、肩関節前方脱臼に似た外観を呈することがあります。
4.肩峰骨折
誤り。
肩峰骨折では肩峰部の疼痛や腫脹、圧痛が重要です。肩関節前方脱臼と外観が類似するものとしては頸部骨折を選びます。
覚えるポイント
- 肩甲骨骨折で肩関節前方脱臼と外観が似るのは頸部骨折。
- 肩甲骨頸部は関節窩の内側にある。
- 肩周囲の変形では脱臼と骨折の鑑別が重要。
- 圧痛部位と画像評価を組み合わせて判断する。