26AM11第26回 精神保健福祉士国家試験 過去問

旧カリキュラム(第26回)共通科目心理学理論と心理的支援

職場でうまく適応できない原因に関する相談者の次の発言のうち、ワイナー(Weiner, B.)による原因帰属の理論に基づき、安定し、かつ外的な原因による例として、最も適切なものを1つ選びなさい。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3

この問題のポイント

原因帰属は、原因の所在が内的か外的か、時間的に安定か不安定かで整理します。「業務内容の難しさ」は外的で比較的安定した原因です。

解説

能力は本人側にあり比較的変わりにくいため内的・安定、努力は本人側でも変えられるため内的・不安定です。課題や業務の難易度は本人の外側にあり、同じ業務なら比較的持続するので外的・安定に分類します。運は外的ですが偶然で変動するため不安定、最近の体調も本人側の一時的状態で不安定です。帰属の仕方は感情、期待、次の行動に影響します。支援では一つの原因に固定せず、本人の努力だけを責めないで業務設計、支援、健康状態など複数要因を検討します。

選択肢の確認

1.自分の能力不足が原因だと思います。
誤り。能力は本人に属する内的原因で、比較的安定とされます。

2.最近の体調不良が原因です。
誤り。体調は本人側の内的原因であり、「最近の」は変動する不安定要因です。

3.業務内容が難しかったことが原因です。
正答。最も適切です。業務難易度は本人外の原因で、比較的安定しています。

4.たまたま運が悪かったのが原因です。
誤り。運は外的原因ですが、「たまたま」であり不安定です。

5.自分の努力不足が原因だと感じています。
誤り。努力は本人に属する内的原因で、変えることができる不安定要因です。

覚えるポイント

能力=内的安定、努力=内的不安定、課題難易度=外的安定、運=外的不安定の4象限を作ると判断できます。

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