26AM22第26回 精神保健福祉士国家試験 過去問

旧カリキュラム(第26回)共通科目現代社会と福祉

福祉における政府と民間の役割に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

準市場は、公的財源・規制の下で複数供給者の競争と利用者選択を導入し、市場の効率性を使いながら購買力格差を調整します。

解説

通常市場では所得が購買力を決めますが、福祉サービスをそれだけに委ねると必要性が高く所得の低い人が利用できません。準市場では、政府が給付、利用資格、価格・基準、情報提供等へ関与しつつ、民間・非営利・公的事業者が供給し、利用者に選択の余地を設けます。平行棒理論は公私がそれぞれ役割を担う考え、繰り出し梯子理論は公的最低保障の上に民間が追加支援する考えです。社会市場も政府関与を排除せず、NPMは民間経営手法を行政へ導入する改革です。

選択肢の確認

1.平行棒理論とは、救済に値する貧民は救貧行政が扱い、救済に値しない貧民は民間慈善事業が扱うべきだとする考え方を指す。
誤り。公私が並行して役割を担う理論で、貧民を価値判断で振り分ける説明ではありません。

2.繰り出し梯子{はしご}理論とは、ナショナルミニマムが保障された社会では、民間慈善事業が不要になるとの考え方を指す。
誤り。公的最低保障を土台に、民間がさらに多様・追加的支援を伸ばす考えです。

3.社会市場のもとでは、ニーズと資源との調整は、価格メカニズムにより行われ、そこに政府が関与することはない。
誤り。社会市場は市場を用いつつ社会的目的のため政府の規制・再分配を認めます。

4.準市場のもとでは、サービスの供給に当たり、競争や選択の要素を取り入れつつ、人々の購買力の違いによる不平等を緩和するための施策が講じられることがある。
正答。最も適切です。公的財源・規制と市場的供給を組み合わせます。

5.ニュー・パブリック・マネジメント(NPM)とは、福祉サービスの供給に参入した民間企業の経営効率化のために、その経営に行政職員を参画させる取組を指す。
誤り。民間の成果管理・競争等を公共部門の運営に取り入れる改革です。

覚えるポイント

準市場は「公費・ルールは政府、供給は複数主体、利用者選択、購買力格差を調整」です。

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