59AM027第59回 作業療法士国家試験 過去問

高次脳機能検査の一部を図に示す。 このような図版が含まれるのはどれか。

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正解: 1

正答

1.BADS

この問題のポイント

高次脳機能検査における「図版をもとにルートを計画する課題」は、特に「動物園地図検査(Zoo Map Test)」と呼ばれるもので、その構成が問題に提示された。この検査は、患者が「入口」「ラクダ道」「広場」「各動物舎」などの施設をもとに、複数の分岐と行き止まりをもつ地図上で行動計画を立てることを要求する。この課題は、遂行機能(計画立案・問題解決・柔軟性)の評価に用いられ、BADSの下位検査として標準的に使用される。

解説

高次脳機能検査では、認知的遂行機能の評価が重要である。その中で、地図に基づいたルート計画課題は、患者の空間認識、計画能力、柔軟性を評価する手段となる。本問では、図版に「入口」「ロバ舎」「ゾウ舎」「ラクダ道」「広場」「サル山」など、複数の施設が通路で結ばれ、分岐や行き止まりを含む構造が描かれている。このような構成は、BADS(Behavioral Assessment of the Dysexecutive Syndrome)の「動物園地図検査」に特有であり、規則条件と自由条件の2試行で実施される。この検査は、高次脳機能障害(特に前頭葉機能障害)の評価に用いられる。

選択肢の確認

1.BADS:正解。動物園地図が描かれており、その構造は「Zoo Map Test」としてBADSの下位検査に含まれる。
2.BIT:誤り。線分・文字抹消などのサブテストから構成され、空間無視を評価。地図課題は含まれない。
3.FAB:誤り。類似性や運動系列を評価する検査で、地図関連の課題は存在しない。
4.SLTA:誤り。言語機能(聴・話・読・書・計算)を評価する検査で、空間的計画課題は含まれない。
5.WAIS-Ⅳ:誤り。知能検査であり、高次脳機能の遂行機能評価には対応しない。

覚えるポイント

「地図を使った計画課題」=BADSの「動物園地図検査」。複数の分岐と行き止まりを持つ構造が、その特徴。他の検査は空間的計画課題を含まないため、図版が提示された時点でBADSが正解となる。

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