59AM039|第59回 作業療法士国家試験 過去問
精神科作業療法の診療報酬制度で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
精神科作業療法の診療報酬制度において、実施場所の柔軟性が重要なポイントです。特に「屋外での実施が認められている」という点は、臨床現場で実際の介入に活かせる実務的意義を持ち、試験で頻出の項目です。
解説
精神科作業療法の診療報酬制度では、患者の状態や環境に応じて場所を変えることが認められています。その中で、屋外(例:公園、地域活動場所など)において作業療法を実施することは、制度上認められています。これは「施設外での院外作業療法」として、診療報酬の対象に含まれ、患者の生活環境に合わせた介入が可能になります。
一方、他の選択肢は以下の通り誤りです。
- 実施時間(1単位20分)は、精神科作業療法の基準ではなく、身体障害系の療法に適用されるもの。
- 材料費は患者負担ではなく、診療報酬に含まれ、個別請求は認められない。
- 1日75人の取扱いは誤りで、実際の担当患者数は1日25人まで。
- 集団作業療法の内容は、個々の診療録(カルテ)に必ず記録される義務がある。
このように、制度上の「実施場所の拡張可能性」が正答となる理由は、患者の生活環境に即した介入が可能になるため、臨床的意義が高く、試験で問われる頻度が高いです。
選択肢の確認
1.実施時間は患者1 人当たり1 単位20 分である。:誤り。精神科作業療法の実施時間は1日2時間(2単位)で、20分単位は身体障害系に限られる。
2.屋外において作業療法を実施することができる。:正しい。院外での実施が認められている。
3.作業療法に要する材料費は患者の個人負担とする。:誤り。材料費は診療報酬に含まれ、患者負担なし。
4.1 人の作業療法士の取扱い患者数は1 日75 人である。:誤り。1日25人までが規定。
5.集団作業療法の実施内容は、個々の患者の診療録には記載しない。:誤り。すべての患者に対してカルテに記録される義務がある。
覚えるポイント
「屋外でできる」という点が正解。
→ 精神科作業療法は、施設内に限らず、地域に根ざした介入が可能。
→ 他の選択肢は数値や記録義務の誤解を含み、実際の制度とは異なる。
→ 診療報酬の「場所の柔軟性」は、患者の生活環境に配慮した治療の実現に不可欠。