61PM038|第61回 作業療法士国家試験 過去問
精神科作業療法で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
精神科作業療法の実施に関する「患者対応の実務基準」は、診療報酬制度の規定に基づき明確に定められています。特に、1人の作業療法士が取り扱える患者数の上限は、実務上の効率性と安全性を確保するための重要な指標です。
解説
精神科作業療法では、患者の安全・治療の質を確保するために、施設の運営基準として「1人の作業療法士が1日50人以内の患者を対応する」という基準が設けられています。これは、診療報酬の算定基準(日本医療連合会・厚生労働省のガイドライン)に準拠しており、治療の質や患者の負担、療法士の負債のバランスを考慮したものです。
一方、他の選択肢は実際の臨床現場と制度上の規定と乖離しています。外来患者も対象であり、病棟内や作業療法室など、届け出た専用施設以外でも実施可能です。作業に必要な材料費は診療報酬点数に含まれ、患者負担ではありません。実施時間は1単位60分以上が標準で、40分とは異なります。
このように、患者数の上限は「治療の適切性」と「職能の負担管理」の両面で重要であり、試験で問われる頻出項目です。
選択肢の確認
1.外来患者は対象でない。:間違っている。外来も対象。
2.届け出た専用の施設以外で実施できない。:間違っている。病棟内などでも実施可能。
3.作業に必要な材料費は患者の個人負担である。:間違っている。材料費は診療報酬に含む。
4.実施時間は患者1 人当たり1 日40 分を標準とする。:間違っている。標準は60分以上。
5.1 人の作業療法士の取扱い患者数は1 日50 人以内を標準とする。:正しい。
覚えるポイント
「1人1日50人以内」は、精神科作業療法の実務基準として覚えておくべき数字です。外来・入院問わず、治療の質と安全性を確保するための「患者対応の上限」です。