61PM037第61回 作業療法士国家試験 過去問

感度0.8、特異度0.7 である検査の陽性尤度比はどれか。ただし、小数点以下第 3 位を四捨五入すること。

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正解: 4

正答

4.2.67

この問題のポイント

検査の信頼性を評価する際に、陽性結果が病気の存在を示す可能性を数値で表す「陽性尤度比(LR+)」は、感度と特異度から導出される。本問では、感度0.8、特異度0.7の検査に対して、陽性尤度比を計算する必要がある。この値は、陽性が病気の存在を強く示すかを判断するための重要な指標である。

解説

陽性尤度比(LR+)は、以下の式で求められる。
LR+ = 感度 ÷ (1 − 特異度)
与えられた値を代入すると、
0.8 ÷ (1 − 0.7) = 0.8 ÷ 0.3 = 2.666…
小数点以下3桁を四捨五入すると 2.67 となる。
この値は、陽性が得られた場合、実際に病気がある可能性が高く、検査の診断的価値が高められていることを示す。

作業療法において、患者の疾患の有無を評価する際、検査の信頼性(感度・特異度)を理解することは、適切な評価や介入計画の立案に不可欠である。特に、陽性結果が病気の可能性を強く示す場合、その判断は患者の生活支援計画に直結するため、正確な尤度比の理解が重要である。

選択肢の確認

1.0.38:陰性尤度比に近い値((1−感度)÷特異度 = 0.2÷0.7≈0.29)であり、誤り。
2.0.88:計算式に誤りがあり、不正解。
3.1.14:計算式の誤り。
4.2.67:正しい。感度÷(1−特異度)の計算結果。
5.3.50:計算ミスまたは誤った式による値。

覚えるポイント

陽性尤度比は「感度 ÷ (1 − 特異度)」で求められる。感度が高いほど、陽性が病気の存在を強く示す。特異度が低いほど、偽陽性が増えるため、陽性尤度比はその影響を受けやすい。この計算は、臨床判断や検査結果の解釈において頻出するため、必ずマスターしておこう。

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