60AM022|第60回 作業療法士国家試験 過去問
ICF の構成要素である「活動と参加」に分類されるのはどれか。2 つ選べ。
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正解: 1・5
正答
1.意思決定 ・ 5.基本的な対人関係
この問題のポイント
ICF(国際生活機能分類)の「活動と参加」は、個人が環境中で行う行動や社会的相互作用を指す。この分類では、個人の意思や社会的関係を形成する行動が含まれる。特に「意思決定」と「基本的な対人関係」は、日常生活における主体的な行動として、活動と参加の枠組みに位置づけられる。
解説
「活動と参加」は、個人が自ら行う行動(活動)や、社会的環境の中で関与する状態(参加)を表す。この分類では、d1〜d9のドメインに分けられており、特に「意思決定(d177)」は学習や知識の応用に関わる行動として分類される。一方、「基本的な対人関係(d710)」は、対人関係を維持・形成する行動として「対人関係と相互作用」ドメインに属する。これらは、個人が自ら判断し、他者と関わりを持つ能力を反映しており、作業療法の介入において重要な評価項目となる。
一方、睡眠の質(b134)は身体機能に属し、複雑な計算(b172)や社会的態度(e4)は環境因子に分類されるため、活動と参加とは異なる。これらの誤解を避けるために、ICFの分類を「機能の種類」で整理することが重要である。
選択肢の確認
1.意思決定:正しい。意思決定は活動と参加の「学習と知識の応用」ドメインに分類される。
5.基本的な対人関係:正しい。対人関係の基本的な行動は「対人関係と相互作用」ドメインに属する。
2.睡眠の質:身体機能(b134)に分類される。
3.社会的態度:環境因子(e4)に属する。
4.複雑な計算:身体機能(b172)に分類される。
覚えるポイント
「意思決定」と「対人関係」は、個人が自ら選ぶ行動で、作業療法の介入において「主体性」を評価する際に核心となる。他の選択肢は、身体的・環境的要因に属するため、活動と参加とは異なる。