60PM057|第60回 作業療法士国家試験 過去問
筋とその停止部の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2.小円筋 ── 上腕骨の大結節
この問題のポイント
筋肉の「停止部(止まり場)」を正しく記憶することは、作業療法士国家試験で頻出の解剖学的知識です。特に上肢の筋肉では、停止部の位置が筋の機能や臨床的判断に影響を与えるため、正確な記憶が不可欠です。本問では「棘上筋・棘下筋・小円筋」が共に「上腕骨の大結節」に停止するという基本的な知識が問われています。
解説
上肢の筋肉の停止部を正確に把握することで、患者の動作分析や障害の理解に繋がります。小円筋は上腕骨の大結節(特に下部)に止まり、肩関節の外転・固定に寄与します。この情報は、肩関節の不安定性や痛みの評価においても重要です。他の選択肢と比較すると、他の筋肉の停止部は誤りです。例えば、肩甲挙筋は肩甲骨の上角に停止し、上腕筋は尺骨粗面に、前脛骨筋は内側楔状骨と第1中足骨底に、半膜様筋は脛骨内側顆に止まります。
選択肢の確認
1.肩甲挙筋 肩甲骨の肩甲切痕:錯誤。正確な停止部は肩甲骨の上角。
2.小円筋 上腕骨の大結節:正しい。
3.上腕筋 橈骨粗面:錯誤。上腕筋は尺骨粗面に停止。橈骨粗面は上腕二頭筋。
4.半膜様筋 腓骨頭:錯誤。半膜様筋は脛骨内側顆に停止。腓骨頭は大腿二頭筋の停止部。
5.前脛骨筋 第2 中足骨底:錯誤。正確な停止部は内側楔状骨・第1中足骨底。
覚えるポイント
「SITS」の法則(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)を覚えることで、上腕骨の結節部の停止を簡単に整理できます。特に「大結節=小円筋、小結節=肩甲下筋」という記憶法が効果的です。これにより、臨床現場で筋の機能と動作の関連を的確に理解できます。