109Q023第109回 薬剤師国家試験 過去問

以下の生体組織のうち、放射線に対する感受性が最も高いのはどれか。1つ選 べ。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

放射線感受性は、一般に分裂頻度が高く、将来の分裂回数が多い未分化な細胞ほど高くなります。

解説

造血組織では、骨髄中の造血幹・前駆細胞が盛んに増殖しながら血球へ分化します。電離放射線によるDNA損傷が細胞分裂時の致死や増殖停止として現れやすいため、提示された組織の中で最も感受性が高いと判断します。神経、骨格筋、脂肪の成熟細胞は通常の分裂が少なく、相対的に抵抗性です。皮膚には増殖する基底細胞があるため一定の感受性をもちますが、造血組織には及びません。

選択肢の確認

1.神経組織:成熟神経細胞は高度に分化し、通常はほとんど分裂しないため感受性は低い側です。
2.造血組織:正答。未分化で増殖の盛んな造血細胞を多く含み、放射線感受性が高い組織です。
3.皮膚組織:基底層は放射線の影響を受けますが、本問の比較では造血組織より低感受性です。
4.筋肉組織:成熟筋細胞の分裂頻度が低く、比較的抵抗性です。
5.脂肪組織:成熟脂肪細胞は分化度が高く、増殖も乏しいため比較的抵抗性です。

覚えるポイント

ベルゴニー・トリボンドーの法則では「増殖が盛ん・未分化・分裂の将来が長い」細胞ほど放射線感受性が高いと考えます。

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