109Q042|第109回 薬剤師国家試験 過去問
小腸上皮細胞を模式的に示した下図中の1 ~6 のうち、P︲糖タンパク質の局在 と基質の輸送方向を正しく表しているのはどれか。1つ選べ。ただし、図中の矢印 の向きは基質の輸送方向を示す。 管腔側 1 2 3 4 5 6 血管側

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
小腸上皮のP-糖タンパク質は管腔側膜に局在するATP依存性排出輸送体で、基質を細胞内から腸管腔へ戻します。
解説
経口薬が小腸上皮細胞へ入っても、P-糖タンパク質はATP加水分解のエネルギーを使って基質を管腔側へ排出します。この作用は血管側への移行、すなわち吸収を制限する方向です。画像では上が管腔側、下が血管側なので、上端の膜に輸送体があり、矢印が細胞内から上向きに出る図1が該当します。局在が正しくても矢印が逆向きまたは双方向の図は選べません。
選択肢の確認
1.選択肢1(画像参照):正答。管腔側膜に局在し、細胞から管腔へ排出する向きです。
2.選択肢2(画像参照):管腔側膜ですが双方向を示しており、能動的排出の図ではありません。
3.選択肢3(画像参照):管腔側から細胞内への流入方向で、P-糖タンパク質と逆です。
4.選択肢4(画像参照):血管側膜から細胞内への流入を示し、局在も方向も異なります。
5.選択肢5(画像参照):血管側膜の双方向輸送であり、管腔側排出ではありません。
覚えるポイント
小腸P-糖タンパク質は「管腔側・外向き」です。基質薬の吸収率を下げ、阻害されると血中曝露が増えることがあります。