109Q236|第109回 薬剤師国家試験 過去問
猛暑日が続き、連日にわたって熱中症警戒アラートが発表されているた め、多くの人がドラッグストアに病者用食品の経口補水液を購入に来た。購入希望 者から薬剤師に、脱水や熱中症への対策について相談が度々あった。 薬剤師が、購入希望者に対して行う、脱水や熱中症に関する説明内容として適切 なのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 3・4
正答
3・4
この問題のポイント
経口補水液は軽度~中等度の脱水時に水・電解質を補う病者用食品です。日常飲料として過量に飲みません。
解説
熱中症は室内でも高温多湿、風通し不良、体温調節機能低下などにより起こります。高齢者などは口渇を感じにくいため、喉が渇く前から計画的に水分をとります。経口補水液はNaとブドウ糖の共輸送を利用して吸収を促す一方、一般飲料よりNa濃度が高く、漫然と多量摂取するとNa過剰になり得ます。高血圧・心不全・腎疾患等では医師へ相談します。めまい、大量発汗、筋けいれんは初期徴候で、涼しい場所へ移動し冷却・補水します。病者用食品ですが、摂取のたびに医師の診断が必須という食品ではありません。意識障害や自力飲水不能時は救急要請します。
選択肢の確認
1.室内で過ごしていれば、熱中症になることはありません。:室内でも発症します。
2.喉の渇きを感じるまで、水分補給は必要ありません。:口渇前から補給します。
3.経口補水液を飲み過ぎると、ナトリウムの過剰摂取につながる恐れがありま す。:正答です。
4.めまいや大量の発汗、筋肉のこむら返りなどの初期症状に注意してください。:正答です。
5.この経口補水液は病者用の食品であるので、医師の診断を受けてから摂取して ください。:診断を必須とするものではありません。
覚えるポイント
経口補水液は脱水時に適量使用。室内熱中症と口渇前補水、重症徴候を見逃しません。