109Q311第109回 薬剤師国家試験 過去問

75 歳女性。7 日前に誕生日を迎えた。その少し前に、誕生日以降に使用で きる医療保険証が郵送されてきた。70 歳の夫と二人暮らしである。高血圧症と閉 塞隅角緑内障の治療のため、ロサルタン錠とビマトプロスト点眼液を使用してい る。3 日前、熱中症で救急病院に入院となった。入院後、寝つきが悪いとの訴えが あったため睡眠導入薬を追加することとなった。この病棟を担当している薬剤師 は、患者を担当している研修医から睡眠導入薬について相談を受けた。患者から は、「寝つきが悪いので、早く眠れる薬が欲しい。でも、睡眠薬は効果が翌朝まで 残ることがあると聞いたので不安だ。翌朝に影響の少ない薬がよい。」との希望が あった。 この女性の夫は、自身が利用しているかかりつけ薬局を訪れた。夫は薬剤師に、 妻の入院や妻宛てに郵送された医療保険証のことなどを相談した。その医療保険証 の医療保険制度に関する薬剤師の説明内容として適切なのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・4

正答

1・4

この問題のポイント

75歳の誕生日から原則として後期高齢者医療制度へ加入します。窓口負担は所得で異なり、一定の障害がある65〜74歳も認定により加入できます。

解説

後期高齢者医療制度は原則75歳以上を対象とし、都道府県単位の後期高齢者医療広域連合が運営主体です。窓口負担割合は所得区分に応じて異なります。65歳以上75歳未満でも、一定の障害があると広域連合の認定を受けた場合は加入できます。全国健康保険協会が運営する協会けんぽとは別制度です。加入者も所得等に応じ保険料を負担し、免除と一律にはいえません。また医療費が自己負担限度額を超えた場合には高額療養費制度を利用できます。夫は70歳なので、障害認定等がなければ通常はまだ同制度の対象ではありません。

選択肢の確認

1.所得により医療費の窓口負担割合が異なります。:正答。所得区分で負担割合が変わります。
2.運営主体は全国健康保険協会です。:後期高齢者医療広域連合です。
3.保険料の支払いは免除されます。:原則として保険料を負担します。
4.65 歳以上75 歳未満の方は一定の障害と認定された場合、加入することができ ます。:正答。認定により対象となります。
5.当該制度の加入者は高額療養費制度を利用できません。:利用できます。

覚えるポイント

後期高齢者医療=原則75歳以上、運営は広域連合、所得別負担、高額療養費ありです。

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