109Q282|第109回 薬剤師国家試験 過去問
6 歳女児。体重20 kg。5 日前より咳嗽の症状があり、夜間に37.5 ℃程度 の微熱が続いていた。市販の解熱剤と咳止め用シロップ剤などを服用させて様子を 見ていたが、3 日前から夜になると咳が止まらなくなり、本日、38.0 ℃まで熱が 上がったため、近医を受診した。診察及び検査の結果、以下の薬剤が処方され、患 児の母親が処方箋を持って薬局を訪れた。 (処方1 ) アジスロマイシン細粒10% 1 回2.0 g(1 日2.0 g) 1 日1 回 朝食後 3 日分 (処方2 ) カルボシステインシロップ用50% 1 回0.4 g(1 日1.2 g) 1 日3 回 朝昼夕食後 5 日分 (処方3 ) ツロブテロールテープ1 mg 1 回1 枚 1 日1 回 就寝前 5 日分(全5 枚) (処方4 ) アセトアミノフェン細粒20% 1 回1.0 g 38.0 ℃以上の発熱時 5 回分 薬剤師が患児の母親に、処方薬剤の使用方法について説明した。その説明内容と して、適切なのはどれか。2つ選べ。
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正解: 3・5
正答
3・5
この問題のポイント
小児用薬の味と貼付位置、投与間隔を確認します。アジスロマイシンは酸性飲料・酸性製剤との混合で苦味が増します。
解説
アジスロマイシン細粒は酸性のオレンジジュースやカルボシステイン製剤などと混ぜると、コーティングの影響で苦味が強くなるため避けます。ツロブテロールテープは胸部、背部、上腕部など清潔で乾いた皮膚へ毎回場所を変えて貼り、子供が剥がす場合は背中など手の届きにくい部位を選びます。就寝前に貼った製剤を、朝に症状が治まったという理由だけで自己判断して剥がさず、指示された約24時間の用法に従います。アセトアミノフェンは過量を避け、次回まで4〜6時間以上あけ、一般用薬との成分重複も確認します。
選択肢の確認
1.処方1 の薬剤は、オレンジジュースに混ぜると服用しやすくなります。:酸性飲料で苦味が増すため避けます。
2.処方1 と2 の薬剤は、混ぜると服用しやすくなります。:酸性のカルボシステイン製剤との混合は避けます。
3.処方3 の薬剤は、お子さんが剥がしてしまう場合、背中の手の届きにくい場所 に貼付してください。:正答。誤って剥がすのを防ぎます。
4.処方3 の薬剤は、起床時に咳が治まっていれば、剥がしてください。:指示された貼付時間を守ります。
5.処方4 の薬剤は、4 ~6 時間以上の間隔をあけて服用してください。:正答。服用間隔を確保します。
覚えるポイント
アジスロマイシン細粒は酸性飲食物と混ぜない。アセトアミノフェンは4〜6時間以上あけます。